LiLaC~エラー例②

 

『電源投入直後の瞬間点灯』が正常に起きても、操作中などにエラーが起きるケースがあります。

大別すると、『LEDが点灯すべきタイミングで点灯しない』と『LEDが点灯しない状況なのに点灯してしまう』の2つになります。

 

『瞬間点灯』が確認されているのでoutput側に問題はないと考えて、原因を探してみます。  

 

 LEDが点灯すべきタイミングで点灯しない

・inputの青ソケットと黒ソケットの短絡

・inputの赤ソケットや青ソケットのランドはがれ

・センサの仕様

 

青ソケットと黒ソケットの短絡は、場合によってはエラーだと気づかないかもしれません。

CdSセルを青-黒間に配置してみて、そのCdSセルが正常に働かないときは、この短絡の可能性が大きいです。

 

タクトスイッチを使って点灯しない場合は、スイッチが配置されているピンソケット周りのランドがはがれていることが考えられます。

 

人感センサは、電源投入後しばらくしないと挙動が安定しないので、思った通りに動作しないと感じるかもしれません。

 

LEDが点灯しない状況なのに点灯してしまう

・CdSセルのリードが、ピンソケット端子と離れてしまう

 

CdSセルがグラつかないように配置すると直るかもしれません。

実際にあったのが、『基板が揺れたり振動したりすると、LEDが点灯してしまう』というものでした。

しかも学年の8割くらいでそういうエラーが起きているということで、先生もウチもパニックに。

学校でチェックしてもイマイチ原因が掴めず、教材を預かったもののウチではエラーの再現が起きず、もう『学校の磁場の影響か、お祓いの対象事案じゃないのか…?』ってくらい悩みました。

AND回路ではエラーが起きないということで、どちらかのinputに原因がありそうではあったのですが…。

設計されたA先生にも見ていただいて(やはりエラーは起きず)、最後は『CdSセルを外せばLEDが点灯するように、ピンソケット内部でCdSセルのリードが暴れて、外れているんじゃないか。基板にハンダづけすれば大丈夫じゃないか?』という結論になりました。