☆読書☆J・P・ホーガン【星を継ぐもの】

管理人が読んだ小説やマンガの中から、オススメっぽいのを徒然に書き残していくコーナー。

 

5本目はJ・P・ホーガン【星を継ぐもの】(創元SF文庫)。

本棚から引っ張り出して確認したところ、初版は1980年。

原書(【Inherit the stars】)の発刊は、巻末の解説によれば1977年となっています。

 

学食の掲示板に貼ってあった『オススメ図書』で取り上げられていて、その足で買って読んだ記憶があります。

それくらい、魅力的なタイトルですね(直訳なら【星々を受け継ぐ】かな)。

某アニメの映画版でも同じようなタイトルが使われましたが、当然、関連はありません。

 

いわゆるSF(サイエンス・フィクション)ものです。

月面で、宇宙服を着た死体が発見されるというところから物語は始まります。

 

その宇宙服を着た人間は、何故か、5万年以上前に死んでいました。

 

宇宙服を着た人間が…

5万年以上前に…

月面で死んでいた…。

 

ね?面白そうでしょ?

これ、ミステリー小説と言ってもいいんじゃないかな^^

 

40年前の作品なので現在では否定されていることも書かれているかもしれませんが、物語としては、今読んでも面白いです。

木星の衛星で発見されるものとか【ミッシング・リンク(見つからない繋がり)】とか月の起源とか…読んでてワクワクしてしまいます。

 

フィクション作品なのは重々わかっていますが、それでもなお、どこかの川底に『真相解明への手掛かり』が沈んでいるんじゃないかと思っています。