菅原先生による講演会(2018/10/30)

 

 

菅原先生は、宮城県にお住いの元校長先生です。

【3.11】のあと宮城県を訪問した際に知り合い、それから毎年、こちらから宮城県を訪れては現地でお付き合いいただいています。

3.11では、学校長として避難所の経営にあたられたかたです。

 

菅原先生には、数年前、茅野市にお越しいただき講演をしていただきました。

主催は教育委員会だったのかな?

災害が起きる前の準備と起きたあとの対応についての講演会だったと思います。

 

今回は、下諏訪中学校さんでの講演会。

茅野市での講演会にいらしていた下諏訪中の校長先生(当時は別の中学で教頭をしていた)から依頼され、菅原校長にご連絡をするお手伝いをいたしました。

 

で、講演会当日。

午後の講演会までの時間を持て余すかと思い、菅原先生をお迎えにあがって、下諏訪町内をあちこち散策しました。

朝、【ぎん月】さんにお迎え。

まずは諏訪大社下社秋宮へ。

案内した自分にとっても、訪問したのは初めてか小学校以来かw

菅原先生(右)が信州に来ていることを知って、伊那から下諏訪に飛んできたS元校長先生(左)とツーショット。

やはり、震災以降、お付き合いがあるようです。

店内でコーヒーを飲めるお土産屋さんが秋宮の目の前にあったので、そこでしばし菅原先生とS先生と談笑。

S先生と別れて【すわのね】さんへ。

下諏訪といえばオルゴールは外せませんよね。

万治の石仏を観るために下社春宮へ。

こんな立札、昔来たときもあったんかなあ…。

石仏さまの周りをまわると、ご利益がどうとかこうとか。

お昼。

とんかつ屋さんにお連れしようと思っていたら『せっかく長野に来たんだから蕎麦を食べたい』というご要望が。

秋宮に戻り、秋宮前の山猫亭さんでお蕎麦をいただきました。

このあと、塩羊羹を買いに新鶴本店さんに伺い、奥さまとお母さまへのお土産として押し付けました(写真撮り忘れ)。

下諏訪駅にも立ち寄りました。

 

ほぼ予定通りの時間に下諏訪中学校さんへ。

講演会のあと、町内小中学校の防災担当の先生が集まって、防災教育研修会も開かれます。

講演会スタート。

一般にも公開されていたので、もう少しPTAさんや地元の人にも来ていただけたらよかったのになあ。

ビデオやパワーポイントを使いながらの講演。

先生がたや生徒さんの中で何人が感じたかわかりませんが、あの震災時に、これだけの記録を取っていたことに驚きを禁じえません。

正確な情報の重要さを普段から意識しているからか、記憶は曖昧になりやすいことを自覚しているからか、起きたことを後の世に残していく使命感からか…あの状況下で、ここまで一つ一つ丁寧に記録していたとは驚きです。

 

また、地震が起きたのは14時46分。

日没まで3時間くらいしかなかったんですよね。

インフラが崩壊したため、電気がつかないのはもちろん、備え付けのヒーターの電源が入らず、トイレの水を流すこともできない状況だったそうです。

真っ暗な中、寒さと衛生面に留意しながら、中学生300人と教職員と避難してきた人たちの安全を第一に、自分たちだけで考え決断し行動するのは、本っっっ当に大変なことだったと思います。

 

講演会のあとは、防災教育研修会。

『こういうのを企画すれば、予算がつきやすくなり、学校の負担が少しは減るのでは』という菅原先生のご配慮でした^^

菅原先生が用意された資料。

町内4小中学校の担当の先生がたが集まっての研修会。

避難所である学校内でO-157などが蔓延する事態を避けるため、トイレの使用禁止と土足での入校禁止とペットの持ち込み禁止を徹底したそうです。

 

夜は、茅野のお店で慰労&歓迎会。

二次会でも飲んで歌って…信州の夜を楽しんでいただけていたら嬉しいなあ^^

お疲れさまでした。

 

翌々日の毎日新聞長野面。

写真入りで記事が載っていました^^