※後半の説明は、難しいかもしれません
プッシュスイッチは、押しているときだけ繋がるスイッチです。
スイッチが押されたかどうかをカウントすることや、長押ししているかどうかを判断させることなどができます。
スイッチを押している間だけ、マイコンの4番ピンがマイナスに繋がります。
4番ピンの値をマイコンに計測させることで、スイッチが押されているか押されていないかを判断できます。
CdSセルは、周囲の明るさによって抵抗値が変化する部品です。
暗いときは抵抗値が大きく、明るくなると抵抗値が小さくなります。
「暗くなったらLEDを点灯させる」といったプログラムを作ることができるようになります。
CdSセルは、抵抗器R12を経由してプラスに繋がり、抵抗器R13を経由してマイナスに繋がっています。
そして、CdSセルと抵抗器R13の間から、マイコンの12番ピンに繋がっています。
12番ピンの値をマイコンに計測させることで、「どのくらい明るいか」を判断させることができます。
※ここから先は、製作時には必要のない情報です
スライドスイッチに対応する11番ピンやプッシュスイッチに対応する4番ピンは、「0か1か」「ONかOFFか」といった計測しかしませんが、12番ピンは、「0と1の間のどれくらいの値か」といった計測をすることができます。
ココナッツで使うCdSセルは、明るさによって、1MΩから20kΩまで抵抗値を滑らかに変化させます。
その変化に応じて変化する【CdSセルとR13の間の電位】を12番ピンが計測します。
ココナッツでは、その値を0から255までの整数に変換して処理します。
プッシュスイッチとCdSセルは、共通の回路を使っています。
①プッシュスイッチが押されていないときは、CdSセルとR13があるので、4番ピンの電位は0になりません。
また、同様にR13があるので、12番ピンの電位も0にはなりません。
②プッシュスイッチが押されると、CdSセル-R13の両端の電位が0になるので、12番ピンの電位も強制的に0になります。
まとめると次のようになります。
①プッシュスイッチが押されていないとき
4番ピンの入力→1 / 12番ピンの入力→1~255
②プッシュスイッチが押されたとき
4番ピンの入力→0 / 12番ピンの入力→0
明るさはプッシュスイッチの入力判定に影響しませんが、プッシュスイッチが押されていると、明るさの計測はできません。
出荷時のココナッツは、【スライドスイッチON+プッシュスイッチON】で電源を入れると、明るさによってLEDの点灯パターンが変わるプログラムが実行されます。
ですが、その最中にプッシュスイッチを押すと、明るさにかかわらずLED全点灯なります。