人感センサは、人や動物などの動きを検知するものです。
キャップ内のPIRセンサによって、範囲内の赤外線を測定することができます。
熱を持つ物体はそれぞれ赤外線を放出していて、その熱量によって赤外線の強度も異なります。
つまり「検出される赤外線が変化する」イコール「何かがいる」と判断できます。
※「周囲」と「何か」が同じ温度の場合、受光する赤外線の強度も同じなので、「何か」を測定することはできません。
上図で、端子は、左からG/O/Vとなっています。
可変抵抗器によって、出力時間や感度を変えることができます。
上図で、左の可変抵抗器が出力時間の調整、右の可変抵抗器が感応距離の調整に使われます。
配置方法は上図のようになります(外側のソケットに配置)。
ただ、コンデンサがスライドスイッチやUSBコネクタと干渉してしまうので、ジャンパワイヤなどで延線して配置してください。
このセンサの仕様は、少し複雑です。
センサの黄色の部品の配置を変えることで、挙動が変わります。
この配置の場合は、赤外線を検知すると信号を一定時間出力します。
出力が終わると、しばらくの間、赤外線の計測をしません(当然、信号も出力しません)。
この挙動は、ココナッツの電源を投入した直後でも見られます。
この配置の場合は、赤外線を検知してる間は信号を出し続けます。
検知しなくなってからもしばらく信号を出してから、発信を止めます。
やはり、出力が終わると一定時間、無反応になります。
ちなみに、プログラム上のセンサの値は、赤外線を検知していないときが【0】、検知すると【173】になります。
出力時間は、センサの可変抵抗器に依存しています。
ボリュームを反時計回りに目いっぱい回した場合の出力時間は、1秒強です。
ボリュームを時計回りに目いっぱい回した場合の出力時間は、数十分以上のようです(未確認)。
【補足】
赤外線の計測を活用するものとして、監視カメラやサーモグラフィなどがあげられます。