毎年『今年は、お御渡り(おみわたり)できるかねえ…』という話題になる諏訪地方。
写真は、2008年のもの。
小さなお御渡りですが、地元の人にとっては、大小関係なく特別なものなのです。
2008年の2月25日撮影。
湖岸にせせり上がった氷の板です。
10年前、【おみわたり】の表記について友人とモメたことがあります。
管理人は、お酒の銘柄にもある【神渡(みわたり)】に【御】をつけて【御神渡り】と思っていました。
諏訪大社の上社の神さまが下社の神さまに会うために通る道(下社から上社だっけ?)…そんな伝承もあるので、【御神渡り】という書きかたに違和感がありませんでした。
友人は、【御渡り(みわたり)】が正しいと言っていました。
八剣(やつるぎ)神社の記録などは、古来より【御渡(みわたり)】となっています。
なるほど確かに。
説明は面倒なので省略しますが、【御渡り】には、【神】という字が使われていなくても、神さまへの敬意が含まれているんですな。
それが、一般人に広く伝わっていく過程で、頭に【御】がついて、【御御渡り】と呼ばれるようになっていった…って感じでしょうか。
…まあ、これが正解だろうな。
そんなわけで、【御】を重ねて表記すると重々しいので【お御渡り】と書くようにしています(あくまでも管理人の場合は)。
で、本題。
今年は、お御渡り…できました!(ぱちぱちぱち)
お御渡りを撮影している余裕はないのですが…
諏訪湖が見事に全面結氷しています。
まあ、それだけ寒いってことなんですけどね…。