下図は、input1部の電気回路のイメージです。
【入力端子】の電位が、電源電圧の半分より高いとき、input1の出力条件が満たされます(①)。
※input1の出力条件とinput2の出力条件、DIPスイッチの組み合わせを判定して、実際に出力するかどうかが決まります。
次のように言い換えることもできます。
グランド・【入力端子】間の合成抵抗値が、【入力端子】・電源電圧間の合成抵抗値より大きいとき、input1の出力条件が満たされます(②)。
たとえば、赤ソケットと青ソケットを繋ぐようにタクトスイッチを配置した場合について考えてみます。
スイッチを押している間は、【入力端子】・電源電圧間の合成抵抗値が0になります。
グランド・【入力端子】間の合成抵抗値は、抵抗器R4があるので必ず0より大きくなっています。
ですので、タクトスイッチを押すと、可変抵抗器のボリュームの位置に関係なく、常に出力条件が満たされます。
ここからは、先述の①から②を求めてみます。
興味がある人だけ読んでネ☆
①を式にすると、次のようになります。
(グランド・【入力端子】間の電圧)>(電源電圧)×(1/2)
また、次の関係が成り立っています。
(電源電圧)=(グランド・【入力端子】間の電圧)+(【入力端子】・電源電圧間の電圧)
ですので、出力条件は次のように書けます。
(グランド・【入力端子】間の電圧)>{(グランド・【入力端子】間の電圧)+(【入力端子】・電源電圧間の電圧)}×(1/2)
整理します。
(グランド・【入力端子】間の電圧)>(【入力端子】・電源電圧間の電圧) ……③
電圧と電流値と抵抗値の関係は、次のようになっています(オームの法則)。
(電圧)=(電流値)×(抵抗値) ……④
【入力端子】へは電流が流れない回路なので、次の式が成り立ちます。
(グランド・【入力端子】間の電流値)=(【入力端子】・電源電圧間の電流値) ……⑤
③④⑤から、抵抗値で表す出力条件は、次のようになります。
(グランド・【入力端子】間の合成抵抗値)>(【入力端子】・電源電圧間の合成抵抗値)
これを文章にすると②になります。
以上、①から②を求めてみました。
…間違っていないよね?(汗)